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社会で活躍する卒業生

小板橋尚子さん(2002年卒業)

 伊那西高校に在籍していたのは今から20年も前になりますが、私にとってなくてはならない大切な時間でした。様々な先生に気にかけていただき、悩んだときはいつも支えてくださいました。クラブ活動ではインターアクトクラブに所属し、歌を手話で表現する活動や保育園、福祉施設等でボランティア活動を行っていました。他のクラスにも友達ができ、楽しみながら活動していました。

記憶に残っている経験に次のようなことがあります。2年生の秋に、クラスの友達から生徒会役員に推薦され、選挙に出ることになりました。人前で話をすることがとにかく苦手で、各教室で演説したときは声や手がぶるぶると震えていました。自信は全くありませんでしたが、落選の結果が校内放送から流れたときは悔しくて、思わず教室で泣きました。挫折というものを初めて経験しました。その後、担任の先生は二人きりの場面を作り、落ち込んだ気持ちをフォローしてくださいました。そして、「先生は、当選は難しいかもしれないと思っていた。でも、そういう経験もしてほしかった。」と言われ、悔しくて辛いけど通らなければいけない道だったのかと感じました。この経験があったからこそ、情けない自分も人前で出せるようになっていったのだと思います。

その後、文化クラブ代表という役を与えていただき、合唱コンクールや仏教行事の進行などを経験させていただきました。

卒業後は看護師を目指すため信州大学医療技術短期大学部看護学科へ進学しました。実習をしていくうちに地域で生活する人を支える仕事がしたいと思うようになり、長野県看護大学に編入し、保健師の資格を取得、その後、長野県職員として採用され、保健所に勤務しています。

 保健所では、感染症対策、精神保健、母子保健、難病の療養支援など様々な分野の業務を行っています。今は新型コロナウイス感染症の流行により不安な気持ちを抱えながら生活している人も多いと思います。少しでも不安が和らぐように話を聞き、落ち着いて行動できるために適切な情報を伝えられるように心掛けています。

家庭では保健師でありながら育児に悩み、周囲のサポートを得ながらなんとか仕事と両立しているような状態です。

最後になりますが、伊那西高校にはいつも気にかけてくれる先生、友達がいました。皆さんも悩んだとき、落ち込んだときは一人で考え込まずに、周りで気にかけてくれる先生、友達に声をかけてみてください。

小板橋 尚子(2002年卒業)長野県木曽保健福祉事務所勤務

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社会で活躍する卒業生

今牧香乃さん(2014年卒業)

 私は2011年に伊那西高校の進学コースに入学しました。3年間、クラス替えがなくクラスメートも同じだったので、学年が上がるにつれて団結力も深まり、何事も全力で取り組める楽しいクラスの中で過ごしました。先生方も非常に熱心で、3年間熱い叱咤激励を受け、実りある高校生活を送ることができました。

 伊那西高校を卒業後、憧れだった昭和音楽大学に入学し、とても有意義な学校生活でした。オペラ歌手を目指すため、より専門的に学びたいと思い、大学卒業後は昭和音楽大学の大学院に進学しました。在学中は、国内だけでなく、海外で演奏する機会も多くいただき、歌手を目指す者として何ものにも代えがたい経験を得ることができたと思います。多くの方に支えられ、大学卒業時に特別賞をいただき、大学院は首席で修了することができました。

 オペラとは、作曲家や台本作家が時間を費やし、自らの生命(いのち)をかけて作り上げた人生の一部であると思っています。そして、作り上げられた作品の中の人間たちがどのように生きていくのかを、培った歌声や演技を通してお客様に伝えていくことが、私たちオペラ歌手の仕事です。何百年経っても廃れない、美しいこの芸術文化を、日本でも継承していく必要があると私は強く思っています。

 その願いを叶えるべく、私は現在、日本のオペラ団体である藤原歌劇団に所属しています。オペラの舞台や演奏会への出演の機会をいただけることに感謝し、伊那西高校で培った精神を胸に、オペラ歌手として、今後も精進いたします。

 今現在、新型コロナウイルスの影響によって、思い通りにいかない生活が続きますが、皆さまのご活躍を心より応援しています。夢の実現に向かって、一緒に頑張りましょう!


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昭和音楽大学オペラ公演2020《ドン・ジョヴァンニ》 マルコ・ガンディーニ演出 (写真提供:昭和音楽大学)

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社会で活躍する卒業生

上嶋奈々さん(2019年卒業)

伊那西高校で過ごした高校時代はとても楽しく、思い出に残っています。
クラスマッチや合唱コンクール、スポーツフェスティバルなどの行事ごとに、クラス全員で目標に向かって頑張っていく中で、それまで知らなかった友人の一面に気づくことができ、終わった後の達成感を全員で味わえたことは、今でもとてもよい思い出です。
クラブ活動は演劇クラブに所属し、全員で力を出し合いながら一つの舞台を創り上げる楽しさ、自分たちが期待する結果を得られなかった悔しさを一緒に味わうことで、学年の壁を超えた仲間ができました。
伊那西高校に通えたお陰で、勉学だけでなくさまざまなことを学ぶことができました。行事のたびに熱くなれたのも、クラブ活動に本気になれたのも、伊那西高校のお陰だと考えています。伊那西高校はいろいろな体験を通して自分の夢を見つけられる場所です。後輩の皆さんにも、自分の夢を見つけて、その夢に向かって頑張ってほしいと思っています。
伊那西高校卒業後は、松本短期大学幼児保育学科へと進学し、そこでたくさんのよい刺激を与えてくれる友人や先生方と出会うことができ、無事卒業することができました。
そして今は、長年の夢を叶え、辰野町の正規職員に採用されて、保育士として働いています。子どもとの毎日の中で、新しい発見をすることがとても多くあります。昨日とは違う子どもの様子を身近に感じることができ、子どもが成長する喜びを保護者と共有できる素敵な仕事です。
今は、子ども一人ひとりに合った保育ができているのか、どんなことをすれば子どもたちに楽しんでもらえるのか、と日々模索中ですが、いつか自分なりの保育の仕方を見つけたいと思っています。