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社会で活躍する卒業生

今牧香乃さん(2014年卒業)

 私は2011年に伊那西高校の進学コースに入学しました。3年間、クラス替えがなくクラスメートも同じだったので、学年が上がるにつれて団結力も深まり、何事も全力で取り組める楽しいクラスの中で過ごしました。先生方も非常に熱心で、3年間熱い叱咤激励を受け、実りある高校生活を送ることができました。

 伊那西高校を卒業後、憧れだった昭和音楽大学に入学し、とても有意義な学校生活でした。オペラ歌手を目指すため、より専門的に学びたいと思い、大学卒業後は昭和音楽大学の大学院に進学しました。在学中は、国内だけでなく、海外で演奏する機会も多くいただき、歌手を目指す者として何ものにも代えがたい経験を得ることができたと思います。多くの方に支えられ、大学卒業時に特別賞をいただき、大学院は首席で修了することができました。

 オペラとは、作曲家や台本作家が時間を費やし、自らの生命(いのち)をかけて作り上げた人生の一部であると思っています。そして、作り上げられた作品の中の人間たちがどのように生きていくのかを、培った歌声や演技を通してお客様に伝えていくことが、私たちオペラ歌手の仕事です。何百年経っても廃れない、美しいこの芸術文化を、日本でも継承していく必要があると私は強く思っています。

 その願いを叶えるべく、私は現在、日本のオペラ団体である藤原歌劇団に所属しています。オペラの舞台や演奏会への出演の機会をいただけることに感謝し、伊那西高校で培った精神を胸に、オペラ歌手として、今後も精進いたします。

 今現在、新型コロナウイルスの影響によって、思い通りにいかない生活が続きますが、皆さまのご活躍を心より応援しています。夢の実現に向かって、一緒に頑張りましょう!


【キャプション】

昭和音楽大学オペラ公演2020《ドン・ジョヴァンニ》 マルコ・ガンディーニ演出 (写真提供:昭和音楽大学)